うぐひすの箱根や伊豆の子規 召波 ― 2008年07月23日 06時34分17秒
雲の量測りながらの避暑の旅
平日の夜八時過ぎ夏休み
東京を取り巻く雲の峰遥か
経済産業省の前みんみん蝉
このビルの冷房温度二十九度
背広着てネクタイをして熱帯夜
首都圏に何本も飲むコカ・コーラ
夏服に名前はあれど言へぬなり
みみずなり土から出ればほとんど死
夏の旅日本へ来て茹りけり
平日の夜八時過ぎ夏休み
東京を取り巻く雲の峰遥か
経済産業省の前みんみん蝉
このビルの冷房温度二十九度
背広着てネクタイをして熱帯夜
首都圏に何本も飲むコカ・コーラ
夏服に名前はあれど言へぬなり
みみずなり土から出ればほとんど死
夏の旅日本へ来て茹りけり
二階から物のいひたや鉾の児(ちご) 太祇 ― 2008年07月19日 06時21分15秒
はつきりと畦は青田を区切りけり
携帯の圏外に立つほととぎす
短夜のみな大女優若くあり
ゆつくりや阿武隈川の島茂る
高架から青田の中の水見える
鼎立の男扇子を使ひけり
名古屋場所横綱すでに休場す
夕立の痕は濡れたるアスファルト
東北に霧の雨降る金曜日
山霧は路面とベンチ濡しけり
携帯の圏外に立つほととぎす
短夜のみな大女優若くあり
ゆつくりや阿武隈川の島茂る
高架から青田の中の水見える
鼎立の男扇子を使ひけり
名古屋場所横綱すでに休場す
夕立の痕は濡れたるアスファルト
東北に霧の雨降る金曜日
山霧は路面とベンチ濡しけり
追もどす坊主が手にも葵かな 太祇 ― 2008年07月16日 05時41分26秒
脚付けて茄子胡瓜の立ちにけり
茄子紺の茄子の馬は牛に見え
牛頭馬頭の体に茄子を使ひをり
青芝に雀椋鳥鳩烏
昨日より蝉声の減る欅かな
青芝を雀は跳ねて遠ざかる
赤蟻を芝生から身に付けて来る
靴脱いで青芝の上寛げり
目の前の夏服の中太鼓腹
送り火に使ふおがらや樺の皮
茄子紺の茄子の馬は牛に見え
牛頭馬頭の体に茄子を使ひをり
青芝に雀椋鳥鳩烏
昨日より蝉声の減る欅かな
青芝を雀は跳ねて遠ざかる
赤蟻を芝生から身に付けて来る
靴脱いで青芝の上寛げり
目の前の夏服の中太鼓腹
送り火に使ふおがらや樺の皮
杜宇まつや鼠のかぢる音 宋屋 ― 2008年07月14日 06時02分56秒
欄干は熱を残せる橋涼み
踊るには幾つか橋を渡らねば
かはほりは大川渡り切つたかも
金魚掬ひの左手にお椀かな
月島の草市を抜け佃島
橋涼みまだ川の色見えにけり
クーラーの片割熱き風を出す
遊船を縁取るネオン赤と青
橋涼み車は橋を揺らしけり
迎火の灰はお皿に残りけり
橋渡り豊海月島涼みをり
踊るには幾つか橋を渡らねば
かはほりは大川渡り切つたかも
金魚掬ひの左手にお椀かな
月島の草市を抜け佃島
橋涼みまだ川の色見えにけり
クーラーの片割熱き風を出す
遊船を縁取るネオン赤と青
橋涼み車は橋を揺らしけり
迎火の灰はお皿に残りけり
橋渡り豊海月島涼みをり
仰むけばきれいにあつしくもの峰 千代尼 ― 2008年07月13日 06時43分53秒
草取を省略されし田圃かな
玉葱と去年のもろこし干されけり
ばつたらの大好物のバジルかな
ハーブ園からのハーブの匂ひかな
川蝦の全部の脚を動かしぬ
川沿のハーブ畑に藍繁る
路地に見て公園に見しアカンサス
葱畑のまだ一本の葱坊主
摘芯のバジルを貰ひ食べにけり
水蒸気蒸留さるるラベンダー
玉葱と去年のもろこし干されけり
ばつたらの大好物のバジルかな
ハーブ園からのハーブの匂ひかな
川蝦の全部の脚を動かしぬ
川沿のハーブ畑に藍繁る
路地に見て公園に見しアカンサス
葱畑のまだ一本の葱坊主
摘芯のバジルを貰ひ食べにけり
水蒸気蒸留さるるラベンダー
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