むつかしき要はもたぬ団かな 卯雲 ― 2008年06月07日 07時13分52秒
白波の太平洋から鮑かな
牧場に幻の馬海霧晴れぬ
定員は九十九名船遊
初夏の白波高く砕けけり
夏の雨ウトナイ橋を渡りけり
郭公のウトナイ湖畔に鳴き交す
白老の海岸に波芒種かな
はまなすはいまだ咲かずや八重桜
おだまきや二台連なる道南バス
東京に光多しや橋涼み
牧場に幻の馬海霧晴れぬ
定員は九十九名船遊
初夏の白波高く砕けけり
夏の雨ウトナイ橋を渡りけり
郭公のウトナイ湖畔に鳴き交す
白老の海岸に波芒種かな
はまなすはいまだ咲かずや八重桜
おだまきや二台連なる道南バス
東京に光多しや橋涼み
褌に団扇さしたる亭主かな 蕪村 ― 2008年06月08日 07時01分00秒
どくだみを刈ればどくだみ臭きかな
田端駅構内に青蘆揺るる
紫に熟す桑の実桜の実
桑の実の落つや道路に青き染み
桜の実落ちれば雀啄みぬ
石熱き石焼きビビンバ梅雨晴れ間
ハンチング被りダービーの予想かな
短夜の明ければ晴れて曇りけり
這松の花の固きを触りをる
ななかまど多し白き花さびし
田端駅構内に青蘆揺るる
紫に熟す桑の実桜の実
桑の実の落つや道路に青き染み
桜の実落ちれば雀啄みぬ
石熱き石焼きビビンバ梅雨晴れ間
ハンチング被りダービーの予想かな
短夜の明ければ晴れて曇りけり
這松の花の固きを触りをる
ななかまど多し白き花さびし
風一荷担ふ暑さや団うり 可幸 ― 2008年06月09日 06時30分30秒
船底の閼伽を汲み棄てあいの風
巡りゐる魂枯らす南風
黒南風の屏風浦を流しけり
柱から蔦は絡まり始めけり
魂と幽霊分つお盆かな
みんな持つビックカメラの団扇かな
湿布薬足裏に貼つて裸足かな
蒲田から羽田へ抜ける日照り梅雨
梅雨茸鈴木六林男のこと話す
夏服の披露宴より戻りけり
巡りゐる魂枯らす南風
黒南風の屏風浦を流しけり
柱から蔦は絡まり始めけり
魂と幽霊分つお盆かな
みんな持つビックカメラの団扇かな
湿布薬足裏に貼つて裸足かな
蒲田から羽田へ抜ける日照り梅雨
梅雨茸鈴木六林男のこと話す
夏服の披露宴より戻りけり
蔓物の垣を離るるあつさかな 巾糸 ― 2008年06月10日 00時19分48秒
大雷雨来て水溜りできにけり
大雷雨去つて暗闇濃くなりぬ
大雷雨去り三日月の浮いてをり
紫陽花や会社出るのが遅過ぎる
朝緩く会社へ行つて茄子の花
茶毒蛾の毛虫繁殖注意せよ
居眠りの隣りの人や蟻の道
女ものの傘忘れられ白夜かな
旧街道下向きに咲くダチュラかな
紫陽花の角に咲きけり日の出まだ
大雷雨去つて暗闇濃くなりぬ
大雷雨去り三日月の浮いてをり
紫陽花や会社出るのが遅過ぎる
朝緩く会社へ行つて茄子の花
茶毒蛾の毛虫繁殖注意せよ
居眠りの隣りの人や蟻の道
女ものの傘忘れられ白夜かな
旧街道下向きに咲くダチュラかな
紫陽花の角に咲きけり日の出まだ
我宿に腰かけて居る暑かな 宗専 ― 2008年06月11日 06時54分56秒
絵日傘や今日は帝劇定休日
帝劇の前に涼みに行きにけり
五月晴れ夕べのうちに雲は消え
丸ビルのガラスに映る五月晴
夏野菜食べ満員の電車かな
何日かぶりの宵闇夏の月
日暮里で座れて嬉し梅雨晴間
日影には夏の光の反射かな
冷房車効き目少々人数多
有楽町ビルから眺む大雷雨
帝劇の前に涼みに行きにけり
五月晴れ夕べのうちに雲は消え
丸ビルのガラスに映る五月晴
夏野菜食べ満員の電車かな
何日かぶりの宵闇夏の月
日暮里で座れて嬉し梅雨晴間
日影には夏の光の反射かな
冷房車効き目少々人数多
有楽町ビルから眺む大雷雨
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